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グァテマラコーヒー パカマラ品種
グァテマラコーヒー パカマラ品種
- ■2021/10/30 グァテマラコーヒー パカマラ品種
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中央アメリカに属しメキシコの南に位置するグアテマラ共和国は、農業が国の経済を支えている農業国です。また近隣の国々と同様に、コーヒー栽培に適した環境に恵まれているため、コーヒー豆の生産に力を入れていることでも有名です。
そんなグアテマラの国土は日本の1/3程度の広さしかないのですが、コーヒー豆の生産量は世界トップ10に入るほどのコーヒー大国でもあります。
このようにコーヒー大国のグアテマラ産コーヒーの中でも、標高が高いウエウエテナンゴ地域で生産されている「ウエウエテナンゴ」は、ダークチョコレートのような甘みと穏やかな酸味とコク、まろやかな苦みが特徴の良質なコーヒーで、多くのコーヒー通から人気を集めるコーヒーです。
〔ラ プロヴィデンシア農園Ⅱ〕
パカマラという大きな豆の品種から華やかなコーヒーが生まれました。
『パカマラ』は人工的に交配してできた品種です。
『パカマラ』は「パーカス」という品種と「マラゴジッペ」という品種を掛け合わせたため、「パーカス」の〔パーカ〕と「マルゴジッペ」の〔マラ〕をとって『パカマラ』と名付けられています。
元になっている「パーカス」はブルボン種がエルサルバドルで突然変異できた品種で、木も小ぶりで暑さに強く、日陰を作る(シェードツリー)も必要なく、他のコーヒーの木より多く植えることができ、収穫量も多く、病害虫にも強い品種です。
「マラゴジッペ」はコーヒー豆も大きく高品質ですが、収穫量が少なく、木もアラビカ種の中でも一番大きく、背も高く収穫作業が難しい品種でした。
高品質で収穫量も多く見込まれ、収穫作業もしやすく効率の良い品種として作られたのが『パカマラ』でした。味覚として、酸味と甘味があり、クリーミーな質感やコクともにバランスがとれていて、わりとあっさりしたコーヒーです。
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