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インドネシアのコーヒー
インドネシアのコーヒー
- ■2021/10/01 インドネシアのコーヒー
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インドネシアは1,700の島々からなり、スマトラ島、ジャワ島、スラウェシ島が主な産地とされています。コーヒー奈栽培は古くから行われていますが、1860年代にサビ病が発生し、アラビカ種が壊滅状態となってからは、病害虫に強いカネフォラ種のロブスタに転作し、現在では世界第4位のコーヒー生産国となっています。
インドネシアのコーヒーの代名詞ともいえるのが、スマトラ島のアチュ州を中心に栽培されるマンデリンです。一般的にスマトラ島のアラビカ種がマンデリンと呼ばれていて、スペシャルティーコーヒーとしても評価されています。他にもスラウェシ島のトラジャー、バリ島の神山(シンザン)など多くの支持を受けています。インドネシアでは生豆の状態で乾燥させるスマトラ方式という独特な生産処理がほどかされているのも特徴です。
【マンデリン トバコ】
マンデリンという名前は、スマトラ島のマンデリン族が主体となってコーヒーの栽培を行っていたことに由来すると言われています。また、マンデリンは、栽培されている地域によりブランド名が付けられ他地域との差別化を図っています。例えば、リントンニフタ村周辺で栽培されている『マンデリン・ビンタン・リマ』だとか、ここで紹介するトバ湖周辺で栽培されている『マンデリン・トバコ』などがあります。『マンデリン・トバコ』の特徴として初めに滑らかさと奥深いコクを感じることが出来ます。そしてその後には、苦味と締まりのある酸味が感じられ、酸味の中にはピりりと来るスパイシーさがあります。このスパイシーさこそ、マンデリンらしさを存分に感じさせてくれます。余韻はコクよりスパイシーさが目立っていて、他の銘柄では見られない不思議な感覚に包まれます。マンデリンの中でも、最もマンデリンらしいコーヒーという印象です。
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