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紅茶の聖地インド、輝ける島スリランカ
紅茶の聖地インド、輝ける島スリランカ
- ■2020/01/31 紅茶の聖地インド、輝ける島スリランカ
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世界的にもっとも有名な紅茶産地インドとスリランカですが、紅茶の生産の歴史は意外に浅く、本格的な生産が始まったのは19世紀半ばからで、烏龍茶や緑茶なども生産している中国を除き、紅茶の生産量では世界1位、2位を誇っているンインドとスリランカです。1600年にイギリスの東インド会社が設立されて以来、インドはイギリスの植民地として発達してきましたが、茶の産地としてインドの名が知られるようになるのは、1823年にアッサム地方で新種の茶樹が発見され、茶園が開拓されてからのことです。しかし、19世紀後半には中国茶をしのぎ、イギリスの需要をすべて賄うまでに発展しました。インドにおける茶の産地は北部と南部に大きく分かれます。北部の代表的な産地といえば、インド紅茶の半分以上を生産する世界最大の紅茶産地アッサムの他、特有のマスカットフレーバーで知られるダージリンなどがあります。南インドvの産地としてはニルギリが有名です。現在では世界のに紅茶生産国として知られるインドですが、国内消費量の多さでも世界一で、ミルクをふんだんに使ったマサラティーが1日に何杯も飲まれています。
シンバリ語で『輝ける島』という意味を持つスリランカでは、19世紀半ばから試験的に紅茶の生産が始まりました。スリランカはもともとコーヒーの産地として知られていましたが、1870年代の終わりにコーヒー樹を枯らす害虫が大発生し、コーヒー園は数年のうちに全滅してしまいました。その後、コーヒー園の跡地に
茶樹が植えられるようになり、茶園が拡大していったのです。現在では世界第2位の紅茶生産国として知られるスリランカでは、紅茶は『グリーンゴールド』と呼ばれています。産地は東と西に分けられ、東側には世界三大銘茶のウヴァ、西側にはディンプラやヌワラエリヤがあります。
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