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コーヒー焙煎の歴史

■2019/05/17 コーヒー焙煎の歴史: 当初コーヒーは焙煎して飲まれていたのではなく、煮汁にして飲まれていたと言われています。現在のように焙煎が行われるようになったのは15世紀頃とされています。18世紀頃までは、焙煎は料理と同じく主婦の仕事の一つでした。ヨーロッパに伝わる頃には、いろいろな料理研究家の焙煎論が語られていたようですが、19世紀に入り、焙煎の商業化が進み、焙煎工場などもできてきましたが、まだ、当時の焙煎機は生産能力が低く、大量生産するには至っていませんでした。焙煎が工業として発達するのは、20世紀に入ってからで、生産効率を上げるためには一回当たりの焙煎量を増やすことと、一回の焙煎時間を短くすることが必要になりますが、焙煎チャンバー(生豆を入れる部分)を直接加熱するタイプでは限界があり、火力を上げ過ぎると焦げや煎りムラが出るという問題点を解決したのが、熱風式焙煎機の発明です。熱源を焙煎チャンバーから離し、そこで作った高温の熱風をチャンバー内に高速で送り込むことによって焦げや煎りムラを作ることなく短時間で焙煎できるようになり、その後、熱効率をさらに高めたタイプの焙煎機も開発されています。

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