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グァテマラの地域生産からブランド農園へ
グァテマラの地域生産からブランド農園へ
- ■2019/03/09 グァテマラの地域生産からブランド農園へ
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国土面積は日本の約3分の1程度のグァテマラですが、中米ではメキシコに続き、コーヒー生産量の多い国でもある。コーヒーのルーツは1750年にイエズス会修道士によって苗木が持ち込まれたことにより、1860年代から本格的に栽培が始まり、現在でも古くからある農園がたくさん残っています。
コーヒ-産業は1969年のグァテマラ全国コーヒー協会「アナカフェ」発足以来、ここが中心となって管理していて、アナカフェのモットーは『生産者のための協会』たくさんある生産農家の位置を正確に把握し、土壌の分析や降雨パターン、霜災害の状況など、あらゆる研究結果を農園に提供しています。コーヒーは太平洋側の南部や標高の高い中部地帯で栽培されています。そのほとんどが山の斜面で栽培され、シェードツリーという日陰をつくる背の高い樹の下で栽培されされるのが特徴的です。地区の中でも国内最古の栽培地〔アンティグア〕の豆は人気で、日本でもブランド化しています。3つの火山に囲まれた火山灰質の土壌と、標高1500メートル前後の寒暖差のある地域で香りがよくボディのある高品質なコーヒーと評価されています。
ここ数年のスペシャルティコーヒーブームで、品評会などに出品するようになり、地域ブランド任せではなく農園単体の品質がわかるようになってきて、今までアンティグア産と思われていたものも、近郊のアカテナンゴという非常に高品質の豆を生産する地域のものが混ざっていたりと、ユニークなこーひーの存在が解明されつつあります。また、国内で最も高度の高い地域で栽培されているウエウエテナンゴ地区も、品評会の上位を独占し注目を浴びています。
【ボルサ農園】
農園内には潤沢な清流を放出する源泉があり、その清流の近くにWet-Millが作られています。Wet-Mill周辺は勾配が急なことからわざわざWet-Millと乾燥場(パティオ)までの約200mを水路でつなぎ、水洗処理されたパーチメントをこの水路の清流で洗い流してから天日乾燥しています。農園の乾燥場の面積(100mX50m)は、ウエウエテナンゴ地区では最も広い部類であり、最高の状態で天日乾燥を行う事が出来ます。雨季でも全く濁らない清流を十分に使用できるのも特徴的です。
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