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カフェインの効用
カフェインの効用
- ■2018/11/20 カフェインの効用
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カフェインはコーヒーを代表する成分だといってもいいかもしれません。もし、コーヒーにカフェインが含まれていなかったら、コーヒーがこれほど世界中でポピュラーな飲み物になっていなかったかもしれません。カフェインが持つ薬理作用はコーヒーの大きな魅力の一つです。
「カフェイン」という名前は、1820年頃にドイツの科学者ルンゲがコーヒー豆から取り出すことに成功したことを期限としています。数年後にはお茶から取り出された同じ物質がお茶ということで「テイン」と名づけられましたが、その後カフェインに統一されたのですが、もし、ルンゲの発見が数年遅れていたら「テイン」と呼んでいたことになっていたかもしれません。
カフェインはアラビカ種よりもカネフォラ種(ロブスタ)に多く含まれていて、熱に強い成分ですが、焙煎時の熱で一部気化してしまいます。コーヒー豆を焙煎したことのある人なら、焙煎機の内部や煙突に付着した白い物を見たことがあると思いますがあの白い物質がカフェインです。焙煎中にカフェインが減ることを根拠として『深入りのほうがカフェインが少なくてヘルシー』と言われることがありますが、これは誤解をまねいている部分もあります。
その誤解の一つが『深入りにするとカフェインが少ない』という点です。確かにカフェインは減少しますが、焙煎によって豆自体の重量も同じように減少してしまいます。例えば、豆の重量が20%目減りした時には、カフェインも20%目減りしています。それゆえ、結果的には、深く煎ろうが浅く煎ろうが、カフェインの含有率はほぼ変わらないことになり、同じ重亮を使って淹れればカフェイン量は変わらないことになります。
もう一つの誤解は、『カフェインが少ないとヘルシーである』という点です。カフェインは様々な薬理作用があり、妊娠中とか、胃があれているとか、状況によっては接種を控えた方がいい場合もありますが、適量を摂れば疲労回復などにはむしろ体に好ましい変化をもたらします。
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